トレード振り返り

■2020年3月9日の相場について

昨日は数年に一度レベルの相場でした。

ただ、最近FXトレードを始めた方は驚かれたかもしれませんが、このレベルの値動きは一定の周期でやってきます。

「想定外」ではなく「想定しておくもの」です。

暴落で大損したというニュースが飛び交っている思いますが、勝ちパターンによる視点ではむしろ損失ではなく利益になる相場。

こういった暴落相場を味方につければ、マイナスどころかプラスにすることができるので、本業での不振(仮にあるならば)をカバーできますし、やはりFXをやっていてよかったと感じると思います。

株ではこうはいきません。

株の売り時ももちろん勝ちパターンで判断することは十分できますが、株の場合は手放した時点で「将来一定期間の収益機会を諦める」という行動になるので、ポジションの決済にFXよりも抵抗感が生じます。

それで、逃げ遅れる、ということが起こりやすくなります。

FXの場合は、逃げるというよりも、下落を想定して攻めることができるので、この優位性は比較になりません。

ただし、資金管理ができていることが前提です。

資金管理をしていないために昨日強制ロスカットに遭ったトレーダーは数えきれないと思います。

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今日の28通貨ペア勝ちパターンチェック

(★はチャート添付、◎はNEW)

■短期(数日~2-3週間)
USD/JPY(日足)★
GBP/JPY(日足)★
CAD/JPY(日足)★
NZD/JPY(日足)★◎
AUD/USD(日足)★
NZD/USD(日足)★
EUR/GBP(日足)★
EUR/AUD(日足)★
EUR/NZD(日足)★
GBP/CHF(日足)★
GBP/AUD(日足)★◎
GBP/NZD(日足)★◎
AUD/CHF(日足)★

→3増3減の13通貨ペア。

■中期(1週間~2-3ヶ月)
GBP/USD(週足)★
AUD/USD(週足)★
AUD/CHF(週足)★

■長期(1ヶ月~数年)
AUD/USD(月足)★
USD/CAD(月足)★
AUD/CHF(月足)★
CAD/CHF(月足)★

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USD/JPY(日足)

〔勝ちパターン6売り〕(PT6売/6s)発生後、大幅下落(これくらい下落したら「暴落」と言ってもよいです)。

(ちょっと大きめの下落をしたら「暴落」と言う人がいるので。)

12営業日で、112.219円から101.170円まで1,100pips以上の下落です。

 

GBP/JPY(日足)

〔勝ちパターン2売り〕(PT2売/2s)発生後、5営業日目で大きく下落しました。

ここまで下落してくれたら、勝ちパターン2売りでエントリーした場合の報いがあるというものです。

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AUD/JPY(日足)

〔勝ちパターン6売り〕(PT6売/6s)のポイントから800pips以上の下落。

ただ、下髭を伸ばしていることから、豪ドルが今後も売られ続けるかどうかの判断は慎重にした方がよいです。

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CAD/JPY(日足)

〔勝ちパターン6売り〕(PT6売/6s)発生後、5営業日目で暴落を起こしました。

今回は他の通貨と比較して、カナダドルの売られ方が特に顕著でした。

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NZD/JPY(日足)

下髭の長さを比較すると、NZドルと豪ドルなどオセアニア通貨の下髭が長いのが目立ちます。

つまり、オセアニア通貨は下に大きく突っ込んだが、買い戻す動きも比較的大きいということがわかります。

昨日は複数の通貨ペアの相場にとって、きわめて重要なタイミングだったということだと思います。

また、価格的にも、昨日の安値は重要なポイントだと思います。

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GBP/USD(週足)

+1σは注目ポイントです。

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AUD/USD(日足)


〔勝ちパターン1買い〕(PT1買い/1b)発生後、センターラインまで。

その後、昨日の暴落です。

段階的利食いとストップ移動をルール通りに行うことの大切さを再確認された方も多かったのでは。

「基本のルール通り」というのは、平時にはその重要性は体感できないかもしれませんが、危機時あるいは異常事態になったときにその真価が明らかになります。

やはり、豪ドルの下髭が長いです。

昨日の安値は重要なポイントだと思います。

AUD/USD(週足)

昨日の〔勝ちパターン6売り〕(PT6売/6s)発生後、当日に暴落がおきました。

タイミングとしてはラッキーだと思います。

ただ、日足でも何度も書いているように、豪ドルの買い戻しにより下髭が伸びています。

利食いのリミット注文を置いていなかった場合は、昨日の下落で大きな利益は出せなかったかもしれません。

同時に、リミットを置くとしても、昨日のような下落幅を想定することは難しいでしょうから、利益にできた値幅は限られていたとも考えられます。

悩ましいところですが、利益になるだけで満足するのが一番良いのだと思います。

AUD/USD(月足)

10年単位の長期的視点で注目。

昨日の安値は重要ポイントだと思います。

今回の暴落劇は、売りたい人にとっても良い売り場だったと思いますが、反対に買い場を待っていた人にとっても良い形になったと思います。

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USD/CAD(月足)


+1σは〔勝ちパターン4売り〕(PT4売/4s)のポイントでしたが、見事に上抜け。

カナダドルの売られ方が顕著です。

いったんリセットです。

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NZD/USD(日足)

〔勝ちパターン1買い〕(PT1買/1b)発生後、センターラインまで上昇。

その後、昨日の暴落が起こりました。

豪ドル/ドルと同じことが言えます。

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EUR/GBP(日足)

〔勝ちパターン2買い〕(PT2買/2b)が発生して、上昇していた相場。

+1σの〔勝ちパターン6買い〕(PT6買/6b)の買い場を作って、昨日はさらに上昇。

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EUR/AUD(日足)

オレンジ色のレクタングル(四角印)の注目ポイントから〔勝ちパターン6買い〕(PT6買/6b)の+1σまで反落。

その後、+1σから大幅上昇し、1.821まで1,000pips以上の上昇幅。

はやり豪ドルは売られた後の反動の買い戻しも大きく、長い上髭をつけています。

昨日の高値は重要ポイントだと思います。

私は個人的にはこのような長い髭をつける相場は好きです。

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EUR/NZD(日足)

1.77259から1.91301まで、1日で1,400pips以上の上昇です。

オセアニア通貨のNZドルは買い戻しの勢いも強く、長い上髭をつけています。

昨日の高値は重要ポイントだと思います。

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GBP/CHF(日足)

〔勝ちパターン2売り〕(PT2売/2s)発生後、下落中です。

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GBP/AUD(日足)

長い上髭を伸ばしています。

豪ドルが売り込まれ、安値(豪ドルの安値。この通貨ペアの場合は高値)をつけた後の買戻しが上髭にあらわれています。

昨日の高値は重要ポイントだと思います。

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GBP/NZD(日足)

NZドルが叩き売られた後の買い戻しが上髭にあらわれています。

昨日の高値は重要ポイントだと思います。

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AUD/CHF(日足)

勝ちパターン6売り(PT6売/6s)発生後、2営業日で暴落。

ただし、長い下髭は買い戻しの勢いが強いことをあらわしています。

昨日の安値は注目ポイントだと思います。

AUD/CHF(週足)

完全にチャネルの外(下)に出ました。

ただし、ここからさらに下落していく相場になるかどうかをそれだけで判断するのは危険。

もうこの先はチャネルにとらわれないほうが良いです。

昨日の安値は重要ポイントだと思います。

AUD/CHF(月足)

10年単位の長期視点で引き続き注目。

これまでどうも中途半端な動きだったのでしっくりこなかったのですが、昨日の下落方向への突っ込みで、相場の変化の準備が整ったのかもしれないと感じます。

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CAD/CHF(月足)

昨日までボリンジャーバンドが広がりつつあり、そろそろボラティリティが大きくなる兆候だと考えていました。

なんとその日、下落方向に大きく動きました。

これで、過去4年半にわたって続いたレンジ相場は終了しました。

この通貨ペアはこれから新たなステージです。

今後の価格変動に期待したいところです。

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