鹿子木健の相場学

■毎日の勝ちパターンチェックはなぜ必要か

私は毎朝、32通貨ペアのMT4チャート上に書き込む作業をしています。

書き込む内容は、

1、発生した勝ちパターン/発生可能性のある勝ちパターンに□印

2、利食いポイントにレ点/損切りポイントに×印

3、必要に応じて水平ラインやトレンドライン

 

時間足は日足、週足、月足です。

これをすると何がよいかと言うと、

まず、発生するすべての勝ちパターンを把握することができます。

日足、週足、月足くらいなら、一日10分程度で終わってしまいます。

それくらいの時間で、発生するすべての勝ちパターンを把握し、チャート上で一目瞭然にすることができます。

 

勝ちパターンの発生と、エントリーの決断とは同時ではないと常日頃申し上げていますが、

エントリーするかしないかに関係なく、勝ちパターンが発生したことをニュートラルに把握できるのは大きな優位性です。

自分の希望的観測を織り込むこともないですし、儲けたい欲を勝ちパターン探しに反映させることもありません。

 

いったん発生するすべての勝ちパターンをあぶり出しておいてから、

選り取り見取りの勝ちパターンから、エントリーするかしないか、するとしたらどれを選ぶか、という思考になります。

だから有利になるに決まっています。

 

日足、週足、月足と勝ちパターンを把握するので、どの通貨ペアに特に注目すべきか、わかるようになります。

その最たるものは日足と週足、あるいは日足と月足で勝ちパターンが重なっている通貨ペアです。

 

利食い/損切りポイントに印を入れることで何が変わるでしょうか?

自分がエントリーもしていないのにそんなことをする必要はないと感じるでしょうか?

 

みなさん、バックテストが重要だということは聞いたことがあるかもしれません。

バックテストでその手法なりルールがワークしているかどうか確認する、という作業です。

バックテストはもちろん重要ですが、もっと有効なのは「リアルタイムテスト」です。

相場と同時進行でテストをし続けるのです。

バックテストはすでに結果が出ているチャートで行うので、

ルールを適用するかどうかの判断において、恣意的に取捨選択できてしまいます。

だから結果のぶれが生じやすいです。

 

しかしリアルタイムテストでは、勝ちパターンが発生したかどうかはまだ結果が出ていない時に判断しなければならず、

結果も、利食いか損切りのどちらか、しかも損切りを小さく抑えるか、

利食いを分割してどの程度伸ばせるか、その時々の判断でしっかりデータ化できます。

 

毎日のチャートチェックでは、発生した勝ちパターンを□印(MT4のRectangle機能)でチェックを入れ、

利食いのタイミングでレ点を入れ、損切りのタイミングで×印を入れる。

これを実行できる人は、トレード成績が著しく向上するだろうと思います。

つまり、より大きく稼げるようになるということです。

 

エントリーするために勝ちパターンを探すのではありません。

まずニュートラルに勝ちパターンをチェックしていく。

その後、エントリーするかどうかを決める。

毎日、チャンスがあるわけですから、「こんなチャンスを逃したらもったいない・・・!」と焦ってエントリーすることはなくなります。

 

ちなみに、トレードや投資がうまくいかない人の最たる原因は、「このチャンスを逃せない」と思うことにあります。

「こんなチャンス、二度とありませんよ」という言葉にひっかかる人は、

その程度のチャンスは毎日いくらでもあるということを知らない人です。

勝ちパターンを毎日チェックしていたら、チャンスはいくらでもあることがわかるので、

できるだけ自分に有利な状況で、そしてタイミングでエントリーをしようと考えられるようになります。

 

鹿子木健の相場学より

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