トレードで失敗した時のメモ(記録)は利益に直結します。
最初に断っておきますが、「トレードで失敗」とはロスカットのことでもなければ、
損失を出したトレードのことでもありません。
損失は失敗ではありません。
必要経費です。
失敗とは、
●自分が決めた通りに行動できなかったこと
●「やってはいけない」との思いが心にありながらやったこと
●行動することや考えることを放棄したこと(自暴自棄含む)
●軽く考えてやってしまったこと
●計算ミスやポジションサイズのミス、利食いや損切りのし忘れ
のようなことを言います。
メモに記載する内容は以下の通りです。
1)失敗をしたときの日付、通貨ペア。
2)失敗の内容(例:損切りせずナンピンした、レバレッジをルール以上に上げた、等)
3)その時の感情や思考(例:損切りに抵抗があった、ここは儲かると思った、
今月は損失がかさんでいたから取り返そうと思った、等)
4)その時の状況(例:忙しい中会社で昼休みにトレードした、等)
この記録をしばらく付け続けると、失敗をしなくなります。
失敗をしなくなるということは、トレードに勝ちパターン通りの期待値が出てきます。
勝率が適正になり、損失額が減少し、利益額が増加します。
つまりP/Lが上がり、より稼げるようになるということです。
うまくいかないのは、手法やルールが原因ではなく、
「同じ失敗を繰り返す」ことからくるものだからです。
ソフィアFX
2019年8月3日
鹿子木健の相場学より